天体観測ぶろぐ

受験戦争のはじまり

2011年02月04日

一九六〇年(昭和三十五年)にはじまった、あの救国の高度経済成長の立役者、下村治の話である。朝鮮戦争で若干潤ったとはいうものの、日本はまだ超貧乏国であった。当時、日本の外貨準備高は十数億ドルしかなく(二〇〇三年七〜九月の外貨準備高は約六千億ドル)、それも少し景気が過熱すると原材料の輸入などでたちまち底をつき、その都度日銀は金利を上げ、景気に水を注して冷却した。貧乏所帯が財布の中ばかり覗いて怯えていたのである。大蔵官僚出身で、日本開発銀行理事であった下村治は、そんな経済政策に対して声高に異論を唱えた。そして高度経済成長へと日本は向かっていった。このころから受験戦争がはじまった。

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