天体観測ぶろぐ

現金を持ち歩かない今どきの旅

2012年01月14日

彼はこれまでも何回か海外の旅に出ていたが、その資金は銀行のATMから引き出しで旅を続けていたようだった。手つづきをとれば、自分の口座から引き出すことや、いざとなればキャッシングという手段もある。僕も旅先で金がなくなったとき、キャッシングで引き出した経験が二回ほどある。しかしATMなどない時代に旅をはじめた僕は、基本的に現金を持ち歩くタイプだった。電気すらないようなエリアに足を踏み入れることも多く、頭のなかにはカードという発想があまりない。

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それにアジアでは、バンコクや香港といった大都市でなければ、ATMから現金を引き出すことは難しいとも思っていた。しかし、アジアはすごい勢いで進化しているらしい。今回もH君はあまり現金を持ってこなかった。僕の記憶では、瀋陽とこの長沙で現金を引き出していた。この後、僕らの旅はトルコまでつづいたのだが、その途中、インドでは彼のカードで助けられたこともある。デリーでバスの切符を買おうとすると、予想外に高く、手持ちのルピーが足りなくなってしまった。両替を受け付けてくれる銀行は遠く、バスの時刻も迫っていたとき、近くにあったATMにH君のカードを入れると、カタカタと音がして現金が出てきたのである。現金を持ち歩くより、カードのほうが安全に決まっている。