天体観測ぶろぐ

攻略が難しいニューシニア

2011年01月04日

二〇〇五年には五〇歳以上の人口が、日本の成人人口のほぼ半数を占めると予測される。広告業界では、「三五歳を上限に考えれば上の世代も下の世代もついてくる」という常識があったか、人口構成比の急激な変化で常識も揺らぐ。「日本で最初に若者文化を作った世代にふさわしい大人文化を作らなければ、買いたいものがないという状況が続く」(プロジェクトリーダー)従来の手法では新しい五〇代マーケットはつかめないというわけだ。攻略が難しいニューシニア向けに特化したマーケティングベンチャーも登場した。外資系商品は、若者に人気が高い三つボタンや四つボタンのスーツを排除して二つボタンだけを集めた。値札の文字を読みやすいように大きくして、店内には一九六〇年代の音楽を流した。同社の顧客データを基に五〇代男性の平均サイズを調べたところ、業界標準のサイズでは合わないことも判明したため独自サイズの商品も開発した。満を持して「四〇代以上の店」と訴えたチラシやダイレクトメールを配布したか、結果は来客数、売上高とも大幅にダウン、リニューアルは大失敗に終わった。同社アネックス店舗運営部長は「シルバーとシニアを混同したマーケティングが失敗の原因。五〇歳前後の顧客は、たとえ買わなくても若者か好む商品を置いておかなければ年寄り扱いされたと感じてソッポを向く」と敗因を分析する。

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